マイクロフィルム

マイクロフィルムは、高度情報化社会における情報記憶媒体として広い分野で応用され、実際面では検索・活用・保管に最適な形態・種類が選択されます。プログラム登録に利用されるマイクロフィルムはその好例です。マイクロフィルム形態を大別するとロール状のものとシート状のもとに分けられ、個々の形態と用途は下図のようになります。

リール式(リール)

●リール式(リール)
幅16mmないし35mmで、1巻の長さ30.5mのものが一般的です。16mmロールは1巻に約2500コマまで情報が収録でき。主に長期保存文書、資料の記録に用いられます。35mmロールは1巻に650コマ収録でき、主に図面情報の正確な記憶に利用されます。

●アパーチュアカード(シート状)

●アパーチュアカード(シート状)
約83×187mmのカードに窓を開け、35mmフィルム1コマを張り付けたもので、カードには手書きやタイプ、パンチ等で関連情報の記載もでき、設計図面の管理・活用に大変便利です。

ジャケットフィルム(シート状)
●ジャケットフィルム(シート状)
ロールフィルムを一定のコマ数ずつカットしてて、薄いフィルムジャケットに挿入、シート単位で活用するものです。部分差し替えや少量ずつの追加など、編集が個人で自由にできるので、身近に発生する資料やデータ等の手許保管に便利です。
マイクロフィッシュ(シート状)
●マイクロフィッシュ(シート状)
約15×10.5cm(A6判)のシートフィルムに目で見えるタイトルと何コマもの情報を収録したものです。コマ数とその配列には幾つかのモードがあり、タイトルを除いて60コマ、98コマが一般的。編集・ファイル・検索・複製・配布等が非常にしやすく、文書から各種資料まで、幅広く活用されています。

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